洗濯ものの隙間から遊ぼうと言う猫

テレビを見ていると
猫が背中に忍び寄り
「ねえ」
ちょんとつついて逃げていきます

追いかけると
階段の途中からこちらを見ていました

「遊ぶ？」

訴えかけるような目です

「遊ぶよね？」

いやでも
テレビ途中なんですが…
途中なんですけど…

可愛いので遊ぶことにしました

追いかけると二階の部屋に逃げ込みました
洗濯ものの陰に隠れています

「うわっ！見つかった！」

隣の隙間に手を入れてもぞもぞすると…
「怪しい奴め！」
猫パンチされます

また別の隙間から…
「今度はそっちか！」
猫パンチされます

正面から行くと
「お前か！」

ガジガジされます

人間、猫にかじられてるときって
やっぱり平常心じゃないんですね
写真撮ろうと思っていたのに撮れませんでした

しばらくそんなことして遊んでたんですが
どうも飽きたようです

「もういい」

え、私はまだ遊んでもいいんですが…


「僕もうたっぷり遊んだから」

気持ちよさそうに毛づくろいを始めました


あのう…



もう遊ばないんですか？



「うるさい」



そこをなんとか



「しつこい」