珈琲が嫌いな猫

「ドリップコーヒーが入りましたよ～」

「にゃんだ？」

すっかり夏になって
冷たいテーブルで寝るようになったチョビ君が
驚いて目を覚ましました

「なんだ、コーヒーか」

「相変わらず人間の食べるものは不味そうだな」

「うう・・・」

「嫌な匂いだ・・・」

悪臭に耐えかねたチョビ君は
テーブルをすとんと下りて
4枚重ねの座布団に引っ越しました

「もっと人間は趣味の良いものを食べるべきだが」

「しょせん人間、そういう悪食は永遠に直らないのかも知れないな」

６月なのに寒いにゃ

東京２３区
なぜこんなに寒いのでしょう
６月なのに
ついこの間３０度超えてたのに

外気温１５度！

人間も寒いけど
猫も寒いようで
膝に乗ってきました

「寒いにゃあ」

猫は毛皮の一張羅
もう夏になったと思って
冬毛が抜け変わったのでしょう
人間よりも寒がっている様子です

「鼻の頭も寒いにゃ」

可愛いですねえ

くっついてくるのは構わないんですが
いろいろ予定が遅れるんですよね

ということで
６月なのに
寝室の床暖房を入れました
もう猫は茶の間に降りてこないはずです

なのに

なぜ下りてくるんですか
なぜ膝に乗るんですか

「寒いにゃ」

ウソです
さっき寝室の床で開きになっていました

・・・

あ

わかりました

さっき
「外を見たいから窓を開けるにゃ」
この寒いのに窓を開けさせるから
すっかり冷えてしまったのでしょう

と思ったのはいいのですが
もう猫が膝に乗ってしまったので
窓を閉めに行けません
冷たい風が吹きこんで
部屋がますます寒くなり
猫はますます丸くなり

チョビ君

そろそろどいてくれない？

鍋島猫騒動 調べてみたら猫は関係なかったが 猫動画・猫の祟りmini

いつも可愛いチョビ君です
う～ん
いい子ですねえ

こんなに可愛いのに
なぜでしょう
猫を怖がる人って多いですよよね
年を経ると猫又になるとか
化けて祟りを成すとか
いろいろ悪く言われています

どうもおかしいと思ったので
鍋島猫騒動
史実はどうだったのか調べてみました

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世は戦国、天正の頃の話です

＜国主不在、重臣の鍋島さんが代行＞
肥前の国の戦国大名、竜造寺正信が戦死したため
その子、正家が家を継いだのですが
病弱だったので数年で隠居
その後を補ったのが重臣で義弟の鍋島直茂でした

＜鍋島さん活躍＞
直茂は有能な人物で
竜造寺軍を率いて朝鮮出兵するなどして
家を切り盛りしていました

＜お孫さんは名目上の国主＞
隠居正家の嫡男、竜造寺高房は名目上の国主とされ
実務から離れていました
高房は不遇な身の上を嘆き
妻と無理心中を図ります
妻は死に、自身は家臣に止められ助かりますが
その後妻の亡霊に悩まされ
数か月後に亡くなります

＜竜造寺家の滅亡＞
その訃報を聞いて
病弱な父は嘆き悲しみ
ほどなく亡くなり
竜造寺家の血筋が途絶えました

＜鍋島さんが正式に国主＞
普通はお家断絶となるところ
困った家臣団が
鍋島直茂を国主に推挙
認められて佐賀鍋島藩が成立します

＜その後＞
このころから
夜になると高房の亡霊が馬に乗って城下を駆け回るという噂が立ったそうです

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それがどこでどうなったか
猫が何かしたかのような話になって
鍋島猫騒動というお芝居になりました
濡れ衣です

しかし歌舞伎の影響力は圧倒的で

化け猫を手打ちにしたという史実はないのに
そのモデルとなった忠臣の七代後の末裔が
猫の祟りを鎮めるために猫塚を建てています
大間違いです

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ではなぜそんな話になったのでしょう

思うのですが
猫を理由なくいじめる人っていますよね
それを見かねた人が
「猫は祟るからやめなさい」
とわざと言ったのかも知れません

そうです

猫は祟るんです

絶対祟ります

だからみなさん
お猫様は手厚くもてなしましょう！

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チョビ君の可愛いお願いを無視した結果・・・

ミニ祟られました

猫の災害対策 迷子札付きの首輪をつける

このごろ天災が多いです
人間も大変ですが
ペットも大変な思いをしていることでしょう

母が心配しています
「うちのチョビちゃんはどうなるのかしら」

新聞を見ていた母が
「これ見て」
「うちもやらなきゃダメよ」
記事で紹介されたサイト見てみると・・・

「ペットも守ろう！防災対策」環境省パンフレット

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html

いろいろ飼い主としての備えが要るのですねえ・・・

すみません
マイクロチップ以外
全然出来ていません

買って済むものから済ませようと
Amazonでテキトーに注文しました


＜使ってみました＞
リュック：餌でおびき寄せたけど警戒して入りませんortz
トイレシート：被災するまで使用しないので良いか悪いかわかりませんorz
首輪：小さくて首が通りませんorz

よく見ればよかったんですが

【サイズ】本体：15～27mm　鈴：直径10mm （原文ママ）
うちのチョビ君のネックサイズは24.5cm
明らかに頭を通りませんorz

でもねえ・・・
捨てるのももったいないですよねえ・・・

＜首輪を仕立て直しました＞

鈴は外しました
嫌な音ではなかったのですが
チョビ君には必要ありません

体が大きいので足音がドコドコいうし
なにより態度がでかいので
来ればすぐわかるのです(^_^;)

迷子札は洗濯表示タグで作りました

両端を結んで固くなったところに
二本取りのしつけ糸を通します

猫の首にそっと回したら

針をもう片方の結び目（固いところ）に通して玉止めします

※布が薄くて柔らかいところに通すと
布目がゆるんで玉止めが抜けてしまいます
結び目のがっちり固いところに針を入れます

非常時に外れるかどうか確認します

両手でしっかり持って
ぐっと力をかけると
ブツッとちぎれました

OKです！

首輪と針と糸をセットして
猫が油断したところを狙います

チョビ君が掘りごたつの上に上がりました

いいですねえ
高さがあると作業がしやすい・・・のですが

まだだめです
外の物音を聞いています

集中しています
手を出すととガジガジされるでしょう

・・・どでん

猫が倒れました！

素晴らしいポーズです
いままさにチャンスです！！！

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できました！

意外でしたが
首輪自体は嫌がらずにつけさせてくれました

玉止めのところだけ
うるさがってガジガジされたので
ちょっと変則的な遠隔操作で止めました(^_^;)

糸の絡みが足りないので
もしかしたら外れやすいと思います
まあ
安全でいいんですが・・・いいならいいですよね・・・

ということで
おおむねOKです！

「猫に首輪をつける」ミッション終了しました！('◇')ゞ

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当のチョビ君はというと

嫌がっていません
落ち着いています
外そうとする動作が全くありません

そのうち
毛づくろいをはじめ
気持ちよくなって寝てしまいました

ちょっとゆるめ
指が３本入ります

この首輪が汚れるころ
次は手作りかな

もう少し
きつめに作らないと
どこかすり抜けるたびに
引っかかって外れるかちぎれるかしそうです(^_^;)

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【追記・変則的な遠隔操作を文章で表現】

左手で輪を作り
右手の針を通し
左右に引くと絡んだところが縫い目に密着するので
たるみが出ないように左手を徐々に緩めて輪を小さくし
最後は絡み目を左手の指で押さえて玉止めにする

※結び目が一重なので布がゆるむと抜けるかもしれない
※布が締まっていれば抜けにくい
※結ぶ前に小さくすくい縫いが出来れば強固

不満顔の猫

本日の御夕食が
お気に召さなかったご様子

「気に入らないな」

非常に厳しい評価を頂きました（しょんぼり）

チョビ君は

・きりっとした赤身
・カツオのサク
・良く焼いてキッチンペーパーで脂を落としたアジ

がお好みなのですが
今日はそれがなくて
カツオのたたきの周囲を削いだものだったのです

「あれは私の食べ物ではない」

こういうリラックスした状態で
強い不満を表明しておられます

たいへん貫禄のある苦情のいい方です

「もう少しましな膳を持て、といいたいころだが」

目がとろんとしてきました

「どうやらそのようなものはないようだな」

絶望しておやすみになられました

寝顔を写そうと回りこんだら

薄目を開け

「機嫌よく寝ているわけじゃないからな」

もう一回にらまれてしまいましたorz